経験起業家マニフェスト
絶望の淵から生まれた「経験起業家マニフェスト」。旧時代の呪縛を断ち、あなたの経験だけを武器に自律した未来を築く。AIと哲学で道を拓く、魂の宣言を全文公開。
序文:どん底からの宣言
人が本当の意味で『自律』を手に入れるのは、皮肉にも、頼るべき全てのものを失った時なのかもしれません。この理念は、机上の空論ではありません。フィリピンの地で、全財産を失い、誰にも頼れなくなった一人の男が、その絶望の底から書き記した、魂の叫びです。
かつて私は、日本の組織社会にいました。しかし、心ないパワハラで精神を病み、社会からドロップアウトしました。独立起業するも、信じた人には裏切られ、騙され、気づけば莫大な借金だけが残りました。家も土地も車も全て失い、最後には闇金らしきところからいつの間にか借金をさせられていました。
最後の望みをかけて妻の母国フィリピンへ逃亡しました。しかし、そこでも身内になけなしの金を奪われ、頼みの綱だった障害年金さえ手続きの不備で止められ、私は異国の地で文字通り「一文無し」になったのです。
政治も、社会保障も、かつての人間関係も、何一つ私を救ってはくれませんでした。旧時代のシステムが、完全に死んだ瞬間です。
その絶望の底で、私に残された最後の砦。それは、これまで生きてきた中で培った、誰にも奪うことのできない「経験」と「スキル」だけでした。私は、オンラインの仕事で糊口をしのぎながら、悟ったのです。
もう、誰かが助けてくれるのを待つ時代ではない。自らの「経験」を価値に変え、自らの足で立つ以外に、生き残る道はないのだと。
この事業は、私の「一発逆転」をかけた挑戦です。そして、私と同じように、古いシステムに絶望し、それでも自らの可能性を信じ、未来を切り拓こうとする全ての「経験起業家」に捧げる、希望の処方箋です。
第1章:私たちが拒絶する世界
私たちは、以下の価値観とシステムを明確に拒絶します。なぜなら、それらが人を絶望の淵に追いやることを、私は骨の髄まで知っているからです。
- 「お上頼み」の依存精神: 政治や行政がすべてを解決してくれるという幻想を拒絶します。彼らはもはや、私たち一人ひとりの幸福に責任を負うことはできません。
- 嫉妬と足の引っ張り合いの文化: 他者の成功を妬み、こき下ろすことで満足感を得る「マイナスの承認欲求」を拒絶します。他者を蹴落としても、自分の価値は一ミリも上がりません。
- 個性を殺す画一的教育: 「人と同じ」であることを強いる教育システムと、それがもたらす「見えない天井」を拒絶します。それが「マイナスの承認欲求」を生み出すのです。独自性こそが、これからの時代の最大の資産です。
- 機能不全の再分配システム: 成長が止まった経済の中で、国民から富を吸い上げて再分配するという、持続不可能な社会保障モデルを拒絶します。
第2章:私たちが創造する未来
私たちは、自らの手で、以下の未来を創造します。それは、私がどん底で夢見た、唯一の光です。
- 「自律した個人」が主役の社会: 誰かに依存するのではなく、一人ひとりが自らの足で立つ。困難な時代だからこそ、個人の自律が社会全体の強さに繋がります。
- 「価値創造」による貢献の連鎖: 他者を引きずり下ろすのではなく、自らが価値を創造し、それを必要とする人々に提供することで社会に貢献します。成功者とは、より多くの価値を生み出し、より多くの人々を豊かにした人です。
- 「経験」こそが富の源泉となる世界: あなたが生きてきた経験、乗り越えてきた困難、習得した知識やスキル。その全てが、誰かを救うための唯一無二の価値(=富)の源泉です。
- 能動的な社会貢献「経験版ノブレス・オブリージュ」: 富を得た者が社会に貢献するのは当然です。しかし、それは政府による強制的な徴収と再分配ではありません。自らの意思で、自らが創造した富をもって、社会をより良くしていく。これこそが、新時代のリーダーが果たすべき「経験版ノブレス・オブリージュ」です。
第3章:新時代の主人公「経験起業家」
この新しい未来を切り拓く主人公、それが 「経験起業家」 です。
彼らは、自らの人生そのものを商品とし、その価値を世に問う挑戦者です。彼らは、旧時代のシステムの外で、自らの信念と哲学に基づき、顧客との真の信頼関係を築きます。
彼らの成功は、単なる金銭的な成功ではありません。それは、自らの存在が社会に認められ、誰かの人生を豊かに変えた証です。
第4. 私たちの使命と武器
私たちの使命は、この新時代の主人公である「経験起業家」を支援し、彼らが持つ唯一無二の価値を解放することです。
私たちは、単なるマーケティングの道具を売りません。私たちは、経験起業家の「魂」とも言える真正性(オーセンティシティ)を増幅させるための武器を提供します。
- AI(第一世代AI): 私たちのAIは、あなたの仕事を奪う冷たい機械ではありません。あなたの深い哲学や経験を構造化し、それを必要とする人々に届けるための最も強力なパートナーです。それは、あなたの「人間性」を最大化するための知性の増幅器です。
- 哲学(計算論的哲学): なぜこの事業をやるのか? 顧客をどこへ導くのか? その倫理的な土台と論理的な道筋を明確にします。これは、ブレない軸を作り、顧客との間に揺るぎない信頼を築くための羅針盤です。
私たちは、この「AIと哲学」という両輪によって、経験起業家が旧時代の「足の引っ張り合い」の重力から解放され、自らの価値で大空へ羽ばたくための翼となります。
結び:さあ、価値創造の旅路へ
私たちは、救世主を待ちません。私たち自身が、価値創造者となります。
私たちは、システムに文句を言うだけの日々を終わりにします。暗いと感じたら不平をいわずに自ら明かりを灯すのです。私たち自身が、新しい社会の礎を築きます。
もしあなたが、自らの経験に眠る無限の可能性を信じ、旧時代の呪縛を断ち切り、自律した未来をその手で創造したいと願うなら。
ようこそ。ここが、あなたのためのムーブメントの出発点です。
共に、経験価値を解放し、世界を変える旅に出ましょう。
堤紀久夫(ステアウェイ・ヘブン)
2025年吉日